大阪芸術大学 デザイン学科
デザインプロデュースコース
「ソーシャルデザイン」授業。
デザイン視点を持ちつつ、
コトをプロデュースするための
学びを深めたい2年生を対象に、
「社会課題に触れること」、
「現場を自分の目で見ること」、
「課題の解決に取り組む大人と話すこと」を目的として、
キャンパスを飛び出して、
いろんな現場に足を運びます!
授業としては3回目での
初の見学ツアー!!
最初の視察先に選んだのは、
大阪市平野区にある「こども食堂」、
『平野宮町みんな食堂』でした。
地元の青年会議所さんが
「こども食堂に行こう!」という
イベントをしていたこともあり、
こども食堂には、30人?40人?、
キッズでいっぱい(驚!!
実はここはNPO法人チュラキューブも
がっつりと運営に関わっていて、
障がいのある
ユニリクスタッフさんも
厨房で大活躍!
仲間である南 延夫さんとともに
2019年から立ち上げに
奔走した現場であり、
そして、現在、
こどもたちへの真摯なケアを
担ってくれている一般社団法人
HOMEステーションの福住さんと
出会えた場所でもあるのです。
見学に参加したい学生の中には
「こどもが苦手」な人がいたり、
「こども食堂って貧しい家庭が
来るところなんじゃないの?」と
思い込んでいる人がいたり、、、。
あまりのこどもの多さ、
賑やかさに若者たちは
ビックリしていたのですが、
こどもたちと遊ぶ時間を抜け出して、
南さんが現状を
お話してくださって、
想像していたとおりの
「経済的な貧困」の家庭もあったり、
「関係性の貧困」といった
スマホもゲーム機を持っていても
心の中には計り知れない
寂しさ、甘えたい気持ちを抱えている
子どもたちも少なくないのだ、、、と。
学生たちも、こどもたちの
心の奥にある悲しみに触れ、
トゲのような気づきを
持ち帰ることができました。
いつか、いつかね、
芸術大学で学んだ学生たちが
卒業をして、デザイナーや
プロデューサーとして
活躍するときには
日本はさらに人口が減っていて、
「社会課題への取り組み」が
今よりもさらにさらに
身近な存在に
なっていると思うんです。
だからこそ、20歳前後の
吸収力が高い時期に
熱量の高い大人に出会って、
現場のありのままを吸い込んで、
未来をハッピーに変える
担い手に育っていってほしい!
これからもできる限り、
学校の外に連れ出しますぞ!!
※素敵な見学先があれば、
教えてください!
改めて、
平野宮町みんな食堂の皆さん、
お忙しい中、見学を
受け入れてくださって
ありがとうございましたー!
◆平野宮町みんな食堂 紹介ページ