取り組み実績

"障がいのある人"と"企業の障がい者雇用"を結び付ける新しい就労支援コーディネート事業

コロナによるテレワーク推進、2020年3月に法定雇用率が2.2%から2.3%に高まるなど、企業の障がい者雇用がさらに難しくなる時代の中で、企業が雇用する障がいスタッフが地域の中で活躍をする新しい就労支援のモデルを提案。企業と地域を結び付ける新しいSDGs時代のCSRを実現するべく全国の企業と連携をしています。

ユニリク

企業とともにソーシャル活動団体を伝える取り組み

大阪ガスがグループ会社の約2万人の社員たちの社会貢献意欲の醸成に向けて、毎年開催している「ソーシャルアクション」をテーマにしたフォーラム。第2部のモデレータとして2018年から継続的に中川悠の司会進行のもと、3つの社会活動団体の取り組みを紹介し、企業社員の社会保険の一方踏み出すキッカケ作りをサポートしています。

ソーシャルデザインフォーラム紹介記事

2020年7月〜9月まで、コロナ禍で立ち止まっている社会活動団体の再スタートの一助になるための「資金獲得」「ボランティア集め」「対人活動からの転換」「支援の集め方」「寄付の集め方」の全5回のZOOM番組を企画。大阪ガスのソーシャルデザイン室のサポートのもと、司会進行・インタビュー・番組配信し、多くの視聴者に情報を伝えました。

第1回「Reスタート」ムービー

阪急阪神ホールディングスの社会貢献事業である「ゆめ・まちソーシャルラボ」。2017〜2019年まで、京阪神で活動しているNPO法人と地域住民が関わり合えるイベントづくり、震災などの被災地を忘れないための企画づくりなどをコーディネート。数多くのイベントの企画・運営・デザインを担当しました。

阪急阪神ゆめ・まちソーシャルラボ

都市部の農業・漁業を応援する取り組み

東京に次いでイタリア料理店が多い大阪市内で、市内農家とともに付加価値の高い「イタリア野菜」を作り、飲食店や仲卸に繋いでいく取り組みを2019年からスタート。シェフが料理づくりを通して野菜の魅力を伝えるライブキッチン、エディブルフラワーの寄せ植え体験など、セミナーやイベントを数多く実施。

大阪市 都市農業支援ホームページ

大阪市住吉区を中心に活動をする約10の花苗農家を応援するソーシャルビジネスとして、高齢者福祉施設の介護レクリエーションの一つである「寄せ植え」を手軽にはじめられる「花」「土」「ケース」などを送るオンラインキットをプロデュース。商品の梱包・配送を担当するのは、障がいのあるスタッフとして、都市部での農福連携を実現している。

ミニガーデニングキット

大阪市経済戦略局の都市農業振興事業を2017年から継続的に受託。大阪市内の農業を身近に感じてもらうための「田植えや収穫」「巨大フラワーアート」「野菜や花のマルシェ」などを企画・運営。

大阪府堺市から岬町までの13の漁業組合や港町で暮らす人たちを取材、紹介する南海電鉄プロデュースのWEBマガジン「SUI」のホームページ企画・取材・運営を担当。普段はなかなか光が当たらない漁師の暮らしや地域文化などを、親しみのある取材テキストで伝えた。

南海沿線にある漁港および周辺地域の魅力を伝えるウェブマガジン「SUI」

毎日新聞の取材を通して、ソーシャルアクションを紹介

2018年から月に一回、大阪・兵庫の2つの地域を拠点に、未来につながる社会的な活動をしているキーマンを取材し掲載する連載「あしたに、ちゃれんじ」を担当。

毎日新聞「あしたに、ちゃれんじ」

障がいのある人と後継者不足に 悩む産業をつなげる取り組み

京都市内で長い歴史を持つ「和ローソク」。「洋(石油)ローソク」が広がり、さらに神社仏閣の灯りが電気に変わっていく時代の中で、職人の担い手不足の課題が浮き彫りに。そこで、和ローソクの製造工程を見直し、細やかな作業が得意な障がいのある人を絵付け職人として育てていく、京都市で初めての「伝福連携」の取り組みをサポートしました。

西陣織の加工技術の一つとして、生地の美しく演出する「京鹿の子絞り」。職人の高齢化により、担い手不足が続く中で、特殊な機械を使う内職作業の継ぎ手として手先の器用な障がいスタッフが若手職人として雇用。複雑な作業工程をわかりやすい工程に変えるキットづくりなどのサポートをしました。

【新聞掲載記事】京都の伝統産業「京鹿の子絞り」 福祉の力、技術継承に光

新聞の購読者が減っていく時代の中でも、人が必ず必要になる新聞配達。朝に数時間・昼に数時間の時短作業だからこそ、長時間働くのが難しい障がいのある人にはピッタリな仕事のはず。朝日新聞の子会社である朝日総合開発と連携し、京阪神の配達会社への就労支援をサポート。

障がいのある人が地域孤食の支援 「みんな食堂」の立ち上げ・運営

大阪市住吉区杉本町の高齢者が多く住む団地に2018年8月にオープンしたランチ食堂。週に数回するこの場所は、障がいのあるスタッフが食事を提供し、横のつながりが薄れていた住民たちのコミュニティーと健康を支えています。そして、住民たちも障がいのあるスタッフを見守ると優しい助け合いの関係が生まれました。2019年度グッドデザイン賞、健康寿命を伸ばそうAWARD2019 厚生労働大臣団体賞を受賞。

【新聞掲載記事】杉本町みんな食堂 広がる多世代間交流

杉本町みんな食堂

大阪市平野区に1970年に建てられたメガロコープ平野。約50年の時間が経つ中での生活のお困りごとを支えていくべく2020年2月にイズミヤ平野店内の空き店舗を、地域の支援団体と連携した週に数回だけオープンするランチ食堂としてリニューアル。地域ボランティア、障がいのあるスタッフなど、いろいろな力を集めて、共に支え合う場が生まれています。2019年度 大阪府商店街サポーター創出・支援事業に選ばれた。


【新聞掲載記事】店舗の垣根越え「平野宮町みんな食堂」 地域住民の孤食防ぐ

障がい者福祉作業所の工賃向上コーディネート

遠方のお墓になかなか訪れることができない方の代わりに、お墓参りやお墓の掃除を代行する事業は、対人もなく、時間制限もなく、そして施設内での軽作業よりも高い金額を得ることが可能に。東京都府中市と大阪府堺市での福祉施設のネットワークとともに、ゼロから事業を立ち上げるコーディネートを担当。

パン屋クッキーを製造する障がい者福祉作業所の売上アップを目指すべく、新メニューとなるロールケーキのレシピ開発、製造フローの確立、通販の体制作り、プレスリリースとメディア対応などをコーディネート。数多くのメディアで紹介されました。

スマートフォンなどでの電子書籍が拡大していく中で、ビジネス文書や研究資料等のスキャニング作業は、初期投資も少なく、作業もわかりやすく、インターネットを介して全国からオーダーを受けることが可能です。精神障がいのある方を支援する福祉作業所で導入され、本事業の経験を通して就労につながったケースも数多く生まれました。

はたらく訓練の中で賃金を得る福祉作業所が、全国の企業や一般の方から缶バッジづくりのオーダーを受ける事業を立ち上げました。缶バッジマシンの選定、資材の準備、ホームページでの受注システムの準備など、缶バッジづくりという単一ながら数多くの数を捌く知的障がいのある方に適している事業です。

見栄えがよく健康的なメニュー、居心地のよいオシャレな空間、そして、オフィス街ならではの人の多さ。ランチを提供するカフェが「福祉であること」をあえて言わないことで人気を集めた福祉作業所をプロデュース。2016年グッドデザイン賞を受賞。2018年、大阪北部地震の影響で閉店。

グッドデザイン賞2016年度

文化庁認定!淡路島日本遺産での歴史文化財を活用した歴史観光プロデュース

2016年に認定された「国生みの島・淡路島」の古代の歴史の魅力を観光をテーマに伝える「淡路島日本遺産」。約2000年前に活躍した「海人(あま)族」の魅力を構成文化財とともに島内・島外に発信するための企画やデザイン制作物などの方向性を提案するプロデュース業務を担当。

淡路島日本遺産

淡路島日本遺産の31の構成文化財の歴史背景や詳細を伝えるための書籍をプロデュース。淡路市・洲本市・南あわじ市の教育委員会と力を合わせ、次世代の観光ガイドの育成を目的とした「淡路島日本遺産の歩き方」を刊行。

兵庫県教育委員会淡路教育事務所が主催する小学校教員を対象にした「小学生に届く歴史授業」を考える講義を担当。「国生み物語」「淡路島日本遺産の構成文化財」をワークショップ形式で学ぶ授業を、2018年・2019年の2年連続で開催しました。

淡路島日本遺産の魅力を島内に伝えるためのタブロイドサイズのフリーペーパーを2017年以降に年3~4号発行。島内に全戸配布され、地域で暮らす人々に文化庁に認定された本事業についての理解が深まりました。本誌の企画編集・デザインを担当。

学生に社会課題を伝えるキャリア教育の取り組み

2017年に新設された文化デザイン学科にて、地域活性化やソーシャルビジネスでの地域リサーチ、コミュニティデザイン、プロデュースに関する講義を担当。文芸学部の学生たちの社会への関心を高めるため、アクティブラーニングを実践。

人口減少時代に社会の中で活躍する学生たちとともに、地域の中のさまざまな社会課題の知識と気づきについて考える「社会起業論」を2016年から担当。マイクロプラスチック・地域活性化・高齢者支援などのソーシャルビジネスや持続可能な取り組みについて学ぶ、アクティブラーニング。

京都産業大学が全国に先駆けて取り組んだ企業連携のキャリア教育プログラム「コーオプセミナー」。東田晋三教授のパートナーの一人として、4年間の間、コンテンツを生み出す可能性についてのキャリア授業を担当。情報の発信の方法、文章の書き方など、学生自身の経験を表現するための基礎を伴走型支援として伝えました。

デザインやWEB制作を学ぶ「デザイン学科」にて、5年以上もの間、課題制作の連続授業の非常勤講師を担当。学生たちが考えた企画アイデアをより多くの人たちに共感をしてもらうための考え方・取り組み方を伝えました。

企業や教育機関を対象としたSDGsの基本を学ぶ 参加型ワークショップ

SDGsを初めて学ぶ企業を対象に、17のゴールを講義参加者とともに学び深めるディスカッションやバリューチェーンの作り方について学ぶ実践的なワークショップを担当。吹田商工会議所・大東商工会議所など、多数。

学生たちの社会的な関心が高まる中で、SDGsやソーシャルビジネスなどの基本概念を学ぶ講義やワークショップを単発・もしくは連続講義を担当。自社の取り組みを伝えるとともに、さまざまな社会課題について知ることで、学生たちの気づきを生み出すことを目的としている。大阪芸術大学・帝塚山大学・神戸市立甲北高校など、多数。

大阪市港区にある環境問題に取り組む企業の展示学習拠点「おおさかATCグリーンエコプラザ」。SDGsセミナーの基礎講座となる3回連続ワークショップを2019年以降に担当。2025年の万博への機運高まる中、さまざまな企業とともにSDGsの可能性を考えています。

参議院・近畿経済産業局・行政機関・教育機関での検討委員や選定委員としての招聘

2019年2月に参議院で開催された「国民生活・経済の調査会」にて、国会議事堂での調査会に障がい者福祉分野の参考人として招かれました。 「あらゆる立場の人々が参画できる社会の構築」のうち、豊かな国民生活の実現に向けた環境の整備(地域コミュニティの充実)をテーマに、参加した議員の皆さまから幅広い質問が投げかけられました。

参議院公報

 

人口減少時代の中で地方の活性化の可能性に注目が集まる中、大阪・兵庫・和歌山などの地域で活躍している「キーパーソーン」を招聘し、次世代の「キーパーソン」像をともに話し合い、他地域に足りない要素を考える考える会。2020年度の第1回委員に選定され、会議のコーディネートなども担当しました。

大阪市内の各区役所で毎年、公募をしている「コミュニティ支援事業」のプレゼン選定員として、2017年以降、複数の区役所の事業での審査員を担当。地域のお祭りやコミュニティ事業が地域に根差したものになるべく、厳正な審査を推進しています。

55年ぶりに国がつくる新しい大学制度『専門職大学』など、少子高齢化時代に合わせて、全国の専門学校や短大が教育カリキュラムを一新する時代の中で、全国専修学校各種学校総連合会による「職業実践専門課程」が推進されています。この取り組みの一環で、デジタルコンテンツ教育系の専門学校2校の外部専門委員としてカリキュラム編成に携わっています。