これまた、面白いご相談をいただき、
生まれて初めて、
京都の和ろうそくの工房を
見学させてもらうことに。
目の前に立ちはだかる壁は、
とても真剣で、心を動かされるもので、
伝統工芸の未来を担う職人が不足している現状を、
一歩でも二歩でも向上させるため、
職人の細やかな作業を
障がい者福祉の新しい職域として、
開発できないかというものでした。
和ろうそくを長きに渡り作り続ける
「中村ローソク」の田川さんは、
京都で生まれ、京都で育ったからこそ、
この伝統工芸の行く先に強い危機感を持ち、
同時に、外からの本気の関わりを
受け入れてくれるだけの度量がある、
とっても熱量の高い方。
伝統工芸を取り巻く現実、
職人の減少、その対峙の仕方、
ローソクの歴史、
芯、絵付け、素材にまつわること。
「本物だからこそ、偽りなく話せる」と、
何もかもを全て、話してくださいました。
1つの問題に対して、
もし障がい者福祉が解決の一助になるならば、
また、別の新しい問題にも進めるかもしれない。
とりあえず、思考を前に進めてみたいと思います。