大阪少年鑑別所の勉強会に参加

大阪少年鑑別所の勉強会に参加 大阪少年鑑別所の勉強会に参加

社会的弱者を救う連絡協議会さんに
誘っていただいて、
大阪少年鑑別所の勉強会に参加してきました。

大阪府地域生活定着支援センターの話もお聞きして、
「あぁ、今まで遠ざけていた」いうより、
身近にはなかった世界なんだなと
たくさん衝撃を受けて帰ってきました。

手を差し伸べたいと思う自分の気持ちは、
あまりにも身勝手なもので、
当事者たちが何を感じ、何を求めてあるかを、
実際に目で、耳で、感じることの方が、
何倍も何倍も大切なのだなぁ。。。

自分は小さく、世の中はあまりにも深く広い。

▼以下、備忘録

全国的には、年間15,000人ほどが満期出所し、6,000人ほどが帰る場所がない。その内の障がい者・高齢者は1,000〜1,200人ほど。

・罪状について

→一位は窃盗(43.4%)
→二位は詐欺(無銭飲食・無賃乗車など)(6.8%)
→三位は放火(6.3%)
→その他は、盗品等関係5.9%
→覚せい剤取締法違反5.1%
→殺人4.9%
→強盗3.9%
→強盗致傷3.4%
→強制わいせつ・同致死傷3.2%など。

・再入所を繰り返すケースに共通する個人的な特徴

→成育中に見捨てられた経験
→外部環境や人間関係の変化に過敏に反応
→欲求不満を貯めこむと、感情の爆発
→ストレスのもとで、後先考えずに衝動的に行動
→深い人間関係を他者と作るのが困難
→他人の権利を侵害しているという認識に欠けるなど

・再入所を繰り返すケースに共通する支援体制の特徴

→必要な福祉サービスと生活支援は提供済み
→精神面での支援の不足
→司法と福祉領域での支援体制の不備
→リハビリプログラムの欠如
→アセスメントの不充実
→支援の質的内容への疑問
→障がい特性と支援とのミスマッチング

・再入所に顕著に営業を与えている要因

→高齢であること
→前科入所歴があること
→障がいサービス非該当あるいは利用なし
→介護保険非該当であること(法的な支えがない)

・再入所にある程度の影響を与えている要因

→少年院歴があること
→家族関係がないこと
→日中生活がないこと
→アルコール乱用歴があること
→矯正施設入所中に福祉的支援が入らなかったこと
→一人暮らしであること
→生活費財源が少ないこと
→金銭管理がないこと
→相談者がいないこと
→依頼から出所までの期間が短いこと
→転居回数が多いこと
→居住環境での満足度が低いこと

おすすめの記事