大阪芸大「ソーシャルデザイン」授業で、都市農業を考える
後期のもう一つの講義は、
大阪芸術大学のデザイン学科での
「ソーシャルデザイン」(全15回)

先週の授業では、
「都市部の農業は残すべき?」
について、オンラインで
ディスカッションしてみたのですが、

ほとんどの学生たちが、
「農業は大事だし、残すべき!」
と即答するんです。。。

で、大人として即座に、
「じゃあ、自分が継ぐ者だったとして、
『継ぎます!』って答えられる?」
と、
問いかえすと、

みんな、自分ごととして
初めて真剣に考え直し、
答えに困りはじめる。

今回、初めてとなる
大阪芸大の講義で、
清水先生に託されたのは、

「社会課題の現場に連れ出すこと」
「社会を自分ごととして考える
経験を増やすこと」でした。

そして、昨日!
仲良しの益田さんのご協力により、
大阪市平野区の農地で、

「苗を植える」「野菜を収穫する」
「採れたてを試食する」という
農業体験に2年生11名が参加。

最初は受動的だったけれど、
体験がはじまると能動的に!
キラキラした瞳で、積極的に!

話を聞いてみると、
なななんと!コロナショックを
昨年の入学時から大きく受けている
2年生の彼らにとっては、

今回の都市部での農業体験が
入学後のほぼ初めての
学外授業なんですって!

現場から受ける刺激と情報量に
みなさん、ワクワクしっぱなしでした!

益田さんから都市農業の話を聞き、
自分の五感をフルに活かして
土に触れ、野菜に触れ、

その体験を踏まえて、
「都市農業を残すべき?」を
今一度、考えてみる。

3時間の体験後の回答は、
今回も「残すべき」が
大半だったけど、

それぞれが答えた理由には、
今までにないリアルが
きちんと含まれていて、
短い間に急成長を遂げていました。

こういう現場での体験って、
学びの基本、、、といえば、
基本ですよねーー。。

しかし、コロナの影響を受けた
この一年半の中で、
こんなにも「現場感覚」を
学ぶ機会を失った若者たちが
たくさんいることにも驚愕、、、。

未来を担う彼らは、
現場での体験に飢えている!と、
強烈に感じた今回の授業でした。

(大阪芸大は他校よりも
実習に連れ出しやすい!)

これからの授業は、
全部、学外でもいいんじゃないかと、
そんなことも思ってしまいます!

益田さん、細やかに、
ありがとうございました!!

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